2021年より人的資本を含むサステナビリティ情報の開示に関わる国際的な機関の統合が進んでいます。オクトパス・モデルなどの統合報告のフレームワークで有名なIIRC(国際統合報告評議会)とSASB(サステナビリティ会計基準審議会)は2021年6月に統合して、同年11月にISSB(国際サステナビリティ基準審議会)としてIFRS Foundation傘下の組織になりました。
国内においては、2022年7月にSSBJ(サステナビリティ基準委員会) が発足して、ISSBが定める人的資本開示基準をベースに日本基準を開発していきます。
ISSBは、2023年4月19日に、投資家の情報ニーズに関する調査に基づいて、人的資本を含む4つのプロジェクト候補を特定したことなどを発表しています。
<プロジェクト候補>
・生物多様性、生態系および生態系サービス
・人的資本
・人権
・統合報告
引き続きISSBおよびSSBJなどの動向に注目です。
※出典:IFRS Foundation「ISSBは、SASBの今後の方針と国際的な適用範囲について協議する準備を進めている。」
各組織について:
・ISSB : 国際サステナビリティ基準審議会(International Sustainability Standards Board)
https://www.ifrs.org/groups/international-sustainability-standards-board/
・IIRC : 国際統合報告評議会(International Integrated Reporting Council)
https://www.integratedreporting.org/
・SASB : サステナビリティ会計基準審議会(Sustainability Accounting Standards Board)
・IFRS Foundation : IFRS財団(International Financial Reporting Standards Foundation)
・SSBJ : サステナビリティ基準委員会(Sustainability Standards Board of Japan)
https://www.asb.or.jp/jp/fasf-asbj/list-ssbj_2.html
©2023 CHROFY Inc. All Rights Reserved.